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クラゲの5つの秘密

泳ぐクラゲ インテリアグッズ


クラゲは不思議な生き物。
ゆらゆら、ぷかぷか、ありのまま漂うその姿は、優雅で、自由で、繊細。

カラダの95%が水でできているクラゲ。
今にも儚く消えてしまいそう……
でも実は、しなやかで強い一面も持っています。

クラゲはいつから地球にいるのでしょうか?

恐竜やアンモナイトが存在するよりもずっと前、
今から5億年も前からクラゲは存在していると言われています。
わたしたち人間が誕生するより遥か昔から存在し、
その姿はほとんど変わっていないのだそうです。

クラゲは何度も変身する

何億年も変わらない姿のクラゲですが、クラゲの一生はそうではありません。
大人になるまで、何度も姿を変えていきます。

イソギンチャクのような姿で海底で過ごしたり、
花びらのようになって水中を浮遊したりします。
その見た目の変化は、だれもクラゲだと気づかないほど。
4度の変身を遂げたあと、ようやく1cmほどのクラゲの姿になるのです。

居心地が悪ければ、休むし逃げる

生まれて間もない時期の、
イソギンチャクのようなクラゲを「ポリプ」と言います。

ポリプは根っこのようなものを生やして、海底に住み着きます。
けれど、そこに居続けるかどうかは環境次第。

合わなければ、自ら殻で覆ってしばらく休眠したり、
根っこをなくしてコロコロと別の場所に流されます。
良い場所を見つけたら、再び根っこを生やしてそこで暮らすのです。

青いクラゲ


まるで何度も生き返る〝不老不死のクラゲ〟

数ミリから1cmほどの小さな「ベニクラゲ」。
何度も蘇る不老不死のクラゲとも言われています。

ストレスやダメージを受けたベニクラゲは
退化して原型を失い、ただの丸い塊となって海底に沈みます。
ところがその塊から、芽や根っこのようなものがニョキニョキ……。
再び生まれて間もない頃の「ポリプ」になるのです。

何度も赤ちゃんに戻っては成長を繰り返す、とても不思議なクラゲです。

クラゲは〝考える〟ということをしない生き物

わたしたち人間はいつも何かを考えたり、悩んだりします。
だからこそ新しいものを生み出したり、解決することができます。

クラゲは脳がないので、考えることはありません。
考えず、波に流されることもいとわず、自然体。生き方に決まりもありません。

クラゲは姿を変えて成長していきますが、みんな同じな訳ではありません。
中にはその過程を飛ばして成長したり、途中で分裂して分身を作ることもあります。
そして周りの餌の量に合わせて、
少ない時は体を小さく、多い時には体を大きくします。
たった3mmにまで小さくなることもあるのだとか。



クラゲを眺めていると
ずっと変わらないことと、ずっと変わり続けることは
まるで繋がっているかのように思えます。

そして、唯一無二の自分らしさというのは
もっとシンプルなことのように思えます。

“自分らしさってなんだろう”
そう考えることから解放されたときに
自分らしさを手にしているのかもしれません。



クラゲの触手



※クラゲは数千種類います。上記内容が全てのクラゲに当てはまるというわけではありません。
クラゲをより知っていただくための入り口として読んでいただけましたらうれしいです。